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 在宅医学会大会に参加してきました

6月17日・18日に開催されました日本在宅医学会名古屋大会に参加してきました。
幸い天候に恵まれ、街の木々もきれいな緑で心も癒やされます。

さて在宅医学会は今回で第19回とのことですが、年々規模も大きくなっている印象です。
医師や看護師の方の発表だけではなく、相談員や事務で活躍されている方の発表も増えており、一人の方に多くの職種の方が関わっているのだと再認識しました。

これからますます高齢化が進み、単身者世帯も増えて行くことが見込まれ、「その人らしく最期まで安心して暮らせるように」地域社会全体で支えていくことが求められています。

今回、患者さんの在宅療養を支えている多職種の方の様々な研究や取り組みを知ることで、大きな学びと刺激を得る事ができた2日間になりました。
来年は第20回の記念大会になりますが、場所は地元・品川とのことで、また多くの方々と交流できればと思います。

(写真は荏原ホームケアクリニック副院長 川口先生今年度の在宅医学会専門医試験に合格しました!)

 姿勢

こんにちは。ほっとホームケア訪問看護ステーションの理学療法士の加藤です。理学療法士っていうとなんだろう?ですが、リハビリのスタッフっていうとなんとなく理解していただけるようになりました。

理学療法士は、主に動作・歩行の再獲得へのアプローチをします。そのため、整形外科的な疾患(骨折・変形性関節症など)や脳卒中の方のリハビリをイメージされやすいのですが、糖尿病・呼吸や心臓など内科的なものから、手術後の筋力低下など対象は多岐にわたり、お年頃の私には、我が身にせまるものも・・・。

最近では、なんといっても姿勢。スマホによるストレートネックとかスマホ老眼とか言われるようになりましたが、猫背なんて自分がなってたら恥ずかしいって思ってたのに、しっかり猫背のような・・・私が受けてる健診センターの身長計は背中をつけないタイプで、つけないようにすると必要以上に前かがみで、2年前に約2cm低くなりびっくりしました。びっくり びっくりで、久しぶりに教科書やら文献やら読みまくりました。
で、私は1日1回壁に背中をくっつけてます。踵から骨盤、肩甲骨、頭をぴったりつけて1分。これをすることで、自分が思っていた以上に猫背で前かがみでいたってことに気づきます。腹筋背筋も使わないと背中が壁から浮いてきてしまいます。これを続けていたら、翌年の身長は元に戻っていました。自分のまっすぐの感覚がくるっていたんですね。ほんとに小さくなってなくてよかったです。

年とともにいろいろ弱ってくるけれど、筋力は使うことで保てます。できたら、その力を上手に発揮できるようにしていきたいです。

 第14夜 胃瘻(いろう)について ①

川口です。 
もう梅雨ですね。傘が手放すことが出来ない季節になってきました。今回からのテーマは胃瘻(いろう)についてです。数回に分けて説明していきます。
患者さん、御家族より胃瘻についての質問される事がしばしばあります。

Q 胃瘻ってどのような物なの?

内視鏡(胃カメラ)を使って“お腹に小さな口”をつくる手術の事です。病院に入院して行います。

取り付けられた胃瘻の器具を胃瘻カテーテルと呼びます。

Q どのような人が胃瘻をつくるの?

病気が原因で口から食事がとれない方、食べてもむせこんで誤嚥性肺炎をくりかえす方などが挙げられます。

必ず作るものではなく患者さん、御家族にしっかり説明を行い同意を得たうえでつくります!

Q 胃瘻から何を入れるの?

栄養剤(医師が処方するもの、市販のものなど)、白湯、もちろん薬も入れる事が可能です。

豆知識
薬の投与方法は薬局で粉砕にしてもらい白湯に溶かして投与する方法と簡易懸濁法があります。
簡易懸濁法とは、錠剤やカプセル剤を粉砕・開封せずにそのまま温湯に入れて攪拌し、しばらく時間をおいて薬剤が崩壊・懸濁されたら注入器を使用し投与する方法です。

Q 胃瘻をつくったら口から物を食べてはいけないの?

もちろん、口からも食べる事はできます。

口から食べたものが胃瘻から飛び出てくる事はありませんので心配いりません!

Q お風呂に入れますか?

可能です。湯船にも入れます。特に何も覆う必要はなく普通に入浴して体を洗う事が可能です。

清潔に保つことが大切です!

Q 胃瘻をつくったら家で生活できるの?

胃瘻の取り扱い方は簡単です。病院でしっかり使い方を教えてくれます。在宅療養に不安があるようであれば訪問医、訪問看護を導入する事も可能です。

私の担当している症例では、90歳の御家族が取り扱っているケースや患者さん自身が一人で取り扱っているケースもあります。

Q 胃瘻をつくったら一生そのままなの?

口からしっかり問題なく食べる事ができるようになったら必要ありません。そのまま残しておくか、取り除いてしまう事も可能です。
胃瘻を取り除いたら胃の粘膜は大体3~4週間程度で修復され、お腹の傷口もあまり目立たなくなります。

さて今回はこれくらいにして次回は胃瘻の種類、実際に胃瘻を使う時の注意点などをテーマにします。次回がアップされる頃は梅雨明けしているでしょう。皆さん、夏バテしないように頑張っていきましょう!

 サンセット 〜クリニックからも素敵な夕焼け〜

サンセットと聞くと勝手に海で見る夕日を想像してしまいがちですが
クリニックからも素敵な夕焼けが見られました

昔 母親に
夕焼けが奇麗だと次の日は晴れで、朝焼けが奇麗だとその日の天気は悪くなる
と教わりました

梅雨ですっきりしない天気が続きますが
奇麗な夕焼けを見たら明日も頑張ろーってなりました☆

 これからの楽しみ♪

これからの楽しみ♪

あっという間に半年終わろうとしていますねσ^_^;
これからフルーツの美味しい季節になりますね。
7月になると友人の実家から毎年ブルーベリーが届くのを機に一気に加速するのがこれ!

スイーツ作り‼︎
こちらはルーベリームース!

そして…
マンゴープリン!

次は…
オレンジとワインのゼリー

写真のスイーツは全て昨年のですが、こんな感じでスイーツを作り食べ、暑い季節を乗り切りそして太りますσ^_^;
みなさんはこれからやって来る夏をどんな風に楽しみますか?

暑さに負けないよう過ごしたいものですね。

スイーツだけではありません、スイーツの後はこちらで締めです!

食べたら歯磨きも忘れずに!

(投稿者:歯科衛生士より)

 日本認知症学会の学会誌に青木医師の論文が掲載されました

日本認知症学会の学会誌・Vol31・特集に
泌尿器科センター青木医師の論文が掲載されましたのでご報告させていただきます。

特集「過活動膀胱及び前立腺癌治療における薬剤性認知障害」

論文イメージ

認知症学会・学会誌ページはこちら

鳳優会 泌尿器科センターページも是非ご確認ください。

 訪問看護・訪問リハビリ導入の必要性についてお話ししました

平成29年5月19日 毎月第3金曜日に開かれるDカフェnetさんま(厚生中央病院内)に参加しました。

訪問看ナースの活用術と題して、訪問看護・訪問リハビリ導入の必要性についてお話ししました。

参加者の中には、訪問看護を利用されている方も多く、専門的な目で看てもらっているので安心ですとお話がありました。

今後も地域交流会に参加し、訪問看護について広めていきたいと思います。

-鳳優会連携訪問看護ステーション-
ほっとホームケア訪問看護ステーション
西村

 脳神経内科 交流カフェ「もの忘れカフェ」2017.5.22

5月22日のもの忘れカフェに、多くの方々にご参加いただき有難うございました。

品川における、数少ない医療連携型認知症カフェということで、地域の期待に応えて
いけるよう、内容を充実させていきたいと思います。

今回の参加者は、合わせて45名。そのうち半数程度が医療、介護関連の人(当法人職
員含む)で、

一般の方々も大勢お越しいただきました。

来月は、6月26日(月)15時30分から行います。お気軽にご参加ください。
お問い合わせ先:昭和大学 脳神経内科・医療法人社団鳳優会
担当:鈴木 / 電話:03-5788-6088

 大自然の襲来

 私の母校の教養部は地方の森の中にあって、そこで1年間の寮生活を行うのが決まりだった。医歯薬三学部の学生がまとめて共同生活を送るので、意外に楽しい生活であったのだけれども、自然の中での暮らしは、東京都とはやや違う注意点があった。

それは、動植物の数と種類が豊富であり、人間の生活の中にかなり侵入してくるということ。夜に窓を開けると見たことのない虫が入ってくるし、腐った床板にキノコは生える。一度は、何気なく履いた寮のスリッパの中に蜂が入っていて、相当痛い思いをしたことがある。

 2年生になり東京へ戻り、そんな心配ももはや無縁と安心していたのもつかの間、下宿のドア横の配電盤に蜂が入っていくのを発見。その配電盤の下に郵便受けがあったので、追い払っておこうと開けてみたところ、

バリッ!

と音がして、見事な蜂の巣の断面図が・・・

 恐る恐る閉めて、お役所に連絡。派遣された駆除業者のいうことには、黄色スズメバチといって、最も獰猛な蜂の巣ができていたとのこと。気性が荒く、部屋の中に入り込んだら、出口がないことだけでも、激怒して刺しに来るとのこと。これは相当怖い思いをした。

そして先日。訪問診療先のドアの前に、たくさんの蜂が群がっているのを発見。開けてしまうと、蜂が家の中に入ってしまいそうなので、勝手口から入れてもらった。もう一度外に出てよく様子を伺ってみると、蜂たちはドアと天井の間にある小穴から出入りを繰り返していた。

 “居間に蜂がいっぱいいて困っていたんですよ・・・”

蜂たちは家の中にも侵入していたのだった。患者さんは、いつも診察する居間から追いやられ、ふすまを閉じ切った台所に避難をしていた。患者さんが刺されても大変なので、決死隊として蜂の居座る居間に突入、状況を確認した。

エアコンのダクトの隙間から蜂が出入りしているようであった。外の穴と交通しているのだろう。もしかすると天井裏には、いつかの蜂の巣をしのぐような巨大な巣があるのかもしれない。早速お役所に対処を依頼したのであった。

 都会に残された僅かな自然が、なんとか適応して生き残ろうと必死なのだろうが、なんだか違和感を禁じ得ない出来事だ。

 みなさん、蜂の活発になる季節です。都内在住ではあれども、どうぞご用心を!

蜂イメージ