今回休暇を利用して、オーストラリアの洞窟に行ってきました。シドニーから西へ列車に2時間乗車後、車で1時間半かけて到着したジェノラン洞窟（Jenolan Caves　http://www.jenolancaves.org.au/　）は、世界遺産であるブルー・マウンテンズ国立公園の南西に位置します。その洞窟群のそばにはクラシカルなホテルがあり、そちらに5日間宿泊して、洞窟を堪能しました。

こちらには観光洞が8つあり、今回はナイトツアーなども含め合計9つの観光洞ツアーに参加しました。日本の洞窟と違い1つ1つのツアーにガイドさんがついており、ガイドさん無しでは入洞できません。チケットを購入後開始時刻に集合しガイドさんの説明や注意を聞きながら洞窟内を進んで行きます。1～2時間のツアーですが、どれもかなり起伏に富んだ洞窟のため、簡単な洞窟でも400段、激しいものでは1300段の階段があります。しかしその大変さを忘れさせてくれる、日本ではなかなかお目にかかれない壮大で美しい鍾乳石に出会うことができます。

実は今回の洞窟旅行の目的は、観光洞だけではなくアドベンチャー・ケイビングをすることです。アドベンチャー・ケイビングとは、照明のない自然の洞窟内をツナギやライト付きのヘルメットを装着してガイドさんとともに探検することです。こちらでは初級、中級、上級の3種類のアドベンチャー・ケイビングを体験することできます。初級の「プラグホールアドベンチャーツアー」は毎日午後開催されており、所要時間は2時間ですが懸垂下降を体験することができます。中級の「アラジンケイブツアー」は毎週日曜午前に開催され、所要時間は3時間です。そして上級は「マンモスケイブツアー」で月1回開催され、所要時間は7～8時間と1日中です。

本来は初級を体験しないと中級や上級に参加させていただけないのですが、旅行日程に余裕がなかったため事前に今までのケイビング経験をメールでお知らせし、初級を経験せずに中級や上級への参加を許可して頂きました。今回のマンモスケイブツアーの参加人数は9名でガイドさんは3名随行しました。

30分程度野山を歩いた後洞口に到着し、狭い岩の裂け目などを通過したり、竪穴を登ったりして美しい鍾乳石や岩の溶食をみながらケイビングを楽しみました。日本での狭い洞窟を経験しているため、狭い場所でもスムーズに通過することができましたが、体が大きく身長も高い外国人にはきつい場所もあったと思います。

皆さんも観光洞に物足りなさを感じたり、より理解を深めたいと思われるようでしたら、是非ともケイビングにチャレンジしてみてください。日本にも楽しい洞窟がたくさんありますよ！（興味のある方はこちらも参考にしてください：日本洞窟学会 http://www.speleology.jp/ ）

みなさん、サルサってご存知ですか。サルサは、ラテン音楽としてのみならず、ダンスとして世界中に多くの愛好者がいます。

私も20年くらい前にサルサにはまり、毎晩のように踊りに行っていた時期があります。
多くの人にサルサの魅力を知ってもらいたいと思っているのですが、とりわけ、自分にダンスは無理と思っている人にお勧めしたいです。

かつての私は、音楽は聞くだけ。音痴でリズム感も悪く、踊りなんて絶対無理と思っていました。けれどもサルサ好きな人達と知り合う機会があり、見ているうちに（楽しそうだなー）という気持ちが強くなっていきました。
誘われた時も最初は「自分には無理！」と言っていたのですが、もともとラテン音楽が好きだったこともあって、段々とやってみたいという気持ちが強くなり、最終的には、（自分にはどうみてもセンスがないけれども、人と競うわけではないし、人の倍、練習すれば、人並み程度には踊れるかも。）と、意を決した次第です。
「男性はリードしなければならないから、最初は3ヶ月くらい習った方がいいと思うよ。」とアドバイスをもとにレッスンに通いだしたら、案の定リズムもまともにとれない有様。結局3か月ではなく、半年間初心者クラスに通うことになってしまったのですが、踊れるようになったら、目の前が一気に開けた感じで、「こんな世界があったのか！」と、とことんはまってしまったのです。

そうした自分の経験があるだけに、ダンスなんか無理と思っている人には「決してそんなことないよ。」と言ってあげたいです。そして、何よりもダンスや演奏などと無縁だった人ほど、体が動くようになって音楽を表現する喜びを知った時の世界観の広がりたるや驚天動地です。

ダンスに興味があるけれども、自分には無理と思っている方がいらしたら、是非チャレンジしてみてください。そしてそれが、サルサであったなら私にとっては何よりです。
一緒に楽しみましょう。

Let’s　Dance　！