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 勉強会ご報告⑤

毎年品川区主催で、区の医療・介護職を対象に行われている

「品川福祉カレッジ 医療知識専門講座」が今年も開催されました。

『知っておくと安心な在宅療養と医療機器』と題し、我らのエース 川口先生が講義を行いました。

 

内容は2回に分けられ、

今回は1回目は、「在宅における主な病態と医療機器の関係」を行いましたので、ご報告します。

 

在宅で療養する患者さんをサポートするには、基礎的な医療知識が必要です。

中には医療器具を装着して、在宅で過ごされる患者さんも多くいらっしゃいます。

そのような患者さんを支える地域の介護職の皆さん。

少しでも皆さんのお役に立てて、

それが患者さんへとつながっていけたら、私たちも嬉しい限りです。

業務を終えられた後の講義でしたが、みなさん熱心に聴いてくださいました。

 

2回目は、3/2(水)に 「在宅でよく出会う医療機器の実際を知ろう」ということで、

実際の医療器具等に触れながら講義を行いました。

在宅で使用される医療機器も実はたくさん種類があるのですが

鳳優会スタッフ総出で講義のサポートに参加しました。

地域の皆さんの熱心な迫力にサポートする側も感化された勉強会となりました。

2回目講義のご報告も近日UP予定ですので楽しみにしていて下さいね!

 荏原シェフ便り

荏原シェフです。

今日は3月3日に行われた、「ひな祭り」をご報告。

 

ごくたま~に、シェフの気が向いた日に料理は作られます。

もしくは、みんなに持ち上げられた翌日が多いです(笑)

 

「ひな祭り」=「女の子の日」ということで、

男勝りな荏原女子たちに日頃の感謝とさらなるやる気を持ってもらうために!!

奮発ですよ~!(と、いってもみんなでお金出してますが)

 

なんということでしょう!

~ちらしずし~

 

我ながらすばらしい完成具合。

こうして写真で見るとなんだか豪華ですねぇ。

 

・・・ところが連絡ミスでK先生が自分でお昼を買ってきてしまうという

アクシデント発生っ!!!!

でもちゃんと、ちらしずしも召し上がってくれました。

さすがです!

F先生も作る度に喜んでくれて、シェフもますますやる気になります。

(むしろ、それが狙い?!)

 

人数が多いので学校の給食を作っているかのようです。

ごはんもすぐに完売しました。

毎度ありがとうございます。

 

★お知らせ★

腕利きシェフ大募集中です。(注意:きちんと日常業務できる方に限ります。)

 

 

 映画の中の神経疾患3

- 毎回、映画の中の神経疾患について取り上げてみます -

  第3回目は「アンドロメダ・・・」(1971年)です。

  この作品はSF映画のため神経疾患はあまり出てきませんが、私が小学生の頃テレビ映画で見た覚えがあり、懐かしくて今回とり上げてみました。

 原作は1969年に「ジュラシック・パーク」の原作でも有名な、マイケル・クライトンによって発表されたSF小説で、1971年にロバート・ワイズ監督によって映画化されました。最近またリドリー・スコットにより前後篇のTVシリーズとして原題の「アンドロメダ・ストレイン」の名でリメイクされています。

  あらすじは、ある人工衛星がアメリカの片田舎ピートモンドという町に墜落し、その町の住人が人工衛星のふたを開けたため、住人全員が死亡してしまいます。そこにワイルドファイア計画のもとに集められた科学者が現地調査及び人工衛星の回収に行くと、全員死亡していたと思われた住人の中に、泣き叫ぶ赤ん坊と、胃潰瘍を患ったアルコール中毒の老人が生存者として発見され、ワイルドファイア計画の秘密研究所に人工衛星とともに収容されます。そして科学者たちはその町で起きた惨事を突きとめようと地下秘密研究所で研究を始めます。

  この映画の「ワイルドファイア計画」とは、アメリカ国内でバイオハザードが発生した際に、その対応策を研究する計画のことで、この映画は「アンドロメダ」と名付けられた未知の宇宙病原体を研究し対策法を発見するまでの数日間のお話です。

  それではなぜ赤ちゃんと老人だけが生き残ったのでしょう。

 もともと人間の血液は弱アルカリ性(H 7.357.45)ですが、赤ちゃんは泣き叫ぶため過呼吸になり血液がよりアルカリ気味(呼吸性アルカローシス)になり、老人は胃潰瘍による貧血やメチルアルコールを含むお酒を飲み、アスピリンを摂取することにより、酸性気味(代謝性アシドーシス)になり、正常の血液酸度内でしか生きられないアンドロメダ病原菌から感染を免れたとの解釈でした。

  さて、赤ちゃんが過呼吸になり血液がアルカリになるという現象は、実は日常よくみられる状況に似ています。これは「過換気症候群」と呼ばれる状況で、ストレスや緊張、パニックで過換気がおき、手先がしびれ、めまいや意識が遠のいてしまうという症状が出ます。

 原因は、呼吸回数が増えると二酸化炭素が息(呼気)に多量に排泄され、血液がアルカリ気味に傾き、酸素が足らないと勘違いした脳は、より呼吸をしなさいと命令して過換気が増悪します。

 その際手先がしびれるのは、血液中のカルシウムが低下して筋肉がつっぱるテタニーという症状と似ていますが、「過換気症候群」の場合は血液のサラサラの部分(血漿)の中の遊離カルシウムが、血液がアルカリに傾くことによって血液の蛋白質(アルブミン)と結合して、血液内で利用できるカルシウムが低下したため、筋肉のけいれんが起きてしまうのです。

 しかし、この映画の赤ちゃんの場合は、ミルクがもらえないため泣いている(過呼吸になっている)ため、過換気症候群と呼ぶにはふさわしくありませんね。でも映画の最後に、科学者の一人が「アンドロメダ」に汚染された部屋に隔離された際、過呼吸になって感染の難を逃れます。この時は感染への恐怖による精神的緊張がきっかけで過呼吸が起きたので、「過換気症候群」と呼んで良いでしょう。

 もう一点神経に関係するシーンが出てきます。女性科学者が赤い光の点滅を見て放心状態になったり、泡を吹いて倒れてしまうシーンです。これは「光過敏性発作」と呼び、点滅する光に対して不快な症状を感じたり、けいれん発作を起こすことがあり、てんかんによる場合があります。10年ほど前に「ポケモンショック」として問題になりましたね。

  さて、この作品は前述したように、2008年にリドリー・スコット、トニー・スコット製作総指揮により、テレビミニシリーズとしてリメイクされています。こちらは原作をベースに、かなり現代風にアレンジされていて、政治的駆け引きに加え、環境問題、親子問題、軍の暗躍などさまざまな要素がからみ話が膨らみすぎたため、上記の神経症状も出てきますが必然性がなくなっています。でも楽しめる映画でDVDも出ていますので、機会があったら見比べてみてください。

 スイーツにて院内平和条約を結ぶ

仕事をしている時は男子のような女子事務たちが

瞬時に女子化してしまうほどの魅力を持ったスイーツ。

こういう可愛くて、美味しいものを食べると

平和になりますねー。

 

「ワッ! ミツカッタ!」

「ドウダ! ウマソウダロォォ!」

「ドウダ! カワイイダロォー!」

 

 

 

 

「ギャー!」

 時々、息抜きも必要だったりします。

先日お歳暮にギフトブックを頂きました。

様々な品物の中からたこ焼きを焼く夢のような機械を注文しました。

なかなか時間が取れないのがクリニックの現状ではありますが

「明日だったらたこ焼き焼いても大丈夫かも」の先生の一言で

さっそく準備をして

本日実行。 焼き 焼き 焼き 

完成!

先生もぐもぐ 

たこ焼きだけでは淋しいかと思い、卵ごはんを作って

チーズを入れて焼いてみたらこれはこれで大好評。

わいわい楽しいひとときを過ごしました。

医療の現場は緊張の連続なので時々こういう息抜きを大事にする

そんなクリニックの一幕です。

おまけ

ロールケーキ!

時々、先生がお仕事頑張ってるご褒美でスイーツを買ってくれます♪

 勉強会ご報告④

フィリップス・レスピロニクス合同会社

首都ブロック 東京支店目黒営業所 呼吸センター 営業担当吉田様に

直接城南ホームケアクリニックまでお越し頂き

フィリップス・レスピロニクス社製 排痰補助装置(カフアシスト)の

勉強会を取り行いました。(今回は鳳優会法人内のみの勉強会です)

 

鳳優会は訪問診療を行っているクリニックです。

現場の判断を誤らないためにも医師、看護師、事務スタッフ共々

知識を共有し、日々精進を積み重ねていたりします。

 

今回のように業者様にお越し頂き勉強会を行ったり

医師や看護師が主軸となった勉強会を取り行う時もあります。

スタッフ同士が理解し合うことによって

診療にも安心感が備わります。

そしてその安心感が患者さんにも伝わると嬉しいですね。

 

カフアシスト(フィリップス・レスピロニクス社製)

>みんな真剣。一番奥が吉田様。

みんな真剣!

 勉強会のご報告③

鳳優会 あすかホームケアクリニックで昨日行われました勉強会のご報告です。

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日時:7月15日(木) 19:30~

 第1部 帝京大学病院 泌尿器科 磯谷先生

     「症例報告」 病院管理から在宅以降への症例紹介

              ・在宅でお看取りをしたケース

              ・病院へ搬送して亡くなったケース の2例

第2部 癌研有明病院 化学療法科 高橋先生

     「緩和的化学療法:腫瘍内科の立場から」

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あすかホームケアクリニックで行われた第3回目の勉強会は

2部構成で開催致しました。

今回も各事業所の方々にお集まり頂き熱心に先生に質問をされている方も

多数いらっしゃいました。

同じご病気の患者さんがいても同じ医療、同じ介護をしていれば良い訳ではない。

医療、介護の世界は日々勉強の連続なのだと思います。

ご参加頂いた皆様、ご協力頂きました磯谷先生、高橋先生本当に有難うございました。

 

■次回のあすかホームケアクリニックでの勉強会は秋頃を予定しております■

 

癌研有明病院化学療法科 高橋先生

 

帝京大学病院泌尿器科 磯谷先生

 取材って傍から見てるだけで緊張しちゃうもんです

城西ホームケアクリニックの鉃田(オノダ)先生が世田谷ドクターズファイルに掲載されました!

■世田谷ドクターズファイルとは?■

世田谷エリアの病院、クリニックなどの情報満載のサイトです。

ただクリニックの所在地などを載せるのではなく

実際にドクターの人間像に触れ、取材内容を合わせて掲載する形を取っている為

どんな先生が働いているのかがよく分かり、患者さん目線でクリニックを選ぶことが出来ます。

http://doctorsfile.jp/setagaya/14127/df/

 

【事務女子からの取材うらばなし】

編集者、ライター、カメラマンの方がクリニックまでお越し下さり取材開始。

取材は約1時間ほど。あれやこれやと容赦なく投げつけて来るライターさんからの質問に

果敢に答える先生を傍から見ている事務チームが何故か緊張・・。

その後カメラ撮影開始。

クリニック内、往診車に乗って「ハイ、笑顔でお願いします~」と

慣れた手つきでカメラマンさんがバシャバシャ撮って行きます。

さすがの先生もすこーし緊張していたようで最初は笑顔がぎこちなく。。

なかなか見られない先生のその緊張ぶりに事務メンバーは

(先生緊張してるーッ!! これ飲み会で酒のつまみになるねー)

なんて、悪魔の微笑みを浮かべておりました。

(その事務1名も撮影の餌食になりましたが(笑))

思っていた以上に綺麗なページに仕上げて下さって

世田谷ドクターズファイルさんに大感謝です。

 

訪問診療は患者さんや関わりのある事業所さんとの信頼関係が

特に重要になってきます。

こういったサイトがある事で「この先生はこういう考えを持っているんだな」

という事をある程度知って頂き、クリニックやDRとの距離が

少しでも縮まると嬉しいなと思います。

「先生」という存在はどうしても遠慮してしまいがちな存在で

相談したくても出来ない そう考えてしまう患者さんが多いのも事実です。

私たち鳳優会は先生、看護師、事務員一同

出来るだけそういった垣根のない訪問診療を志しています。

 

在宅医をお探しのみなさん、何かお力になれるかもしれません

迷っているなら遠慮なく一度ご相談してみて下さいね。

 ラジオに藤元先生が登場しちゃいます

ぜひぜひご視聴下さい のお知らせです。

ニッポン放送 ラジオ・ケアノートに

荏原ホームケアクリニック 院長 藤元 流八郎先生が出演しています。

出演日程:6月28日(月)~7月2日(金) AM11:23~

 

●ラジオ・ケアノートとは?●

毎月1週間毎に様々なコメンテーターの方をゲストとしてお迎えして

情報発信して行くラジオ番組なんです。

その中で藤元先生は「介護なんでも相談」の回に出演中で

リスナーからのお手紙に一問一答の形式でお答えしています。

「病院に行くほどではないかもしれないけど・・少し不安・・」

そんなことを考える方、実は多いのではないでしょうか?

医療の専門職である先生に気軽に相談出来る

そんな素敵なコーナーになっています。

 

今後も2ヵ月に1度、月末週の1週間 に出演予定ですので

ニッポン放送 ラジオ・ケアノートを是非ご視聴下さいね!!

 勉強会ご報告 ②

排泄は生きる者としての生理現象。

誰しもが多かれ少なかれ問題を抱える場面が訪れるかと思います。

去る6月9日(水)に行われた泌尿器領域の医療とケア研究会。

あすかホームケアクリニックのDRも参加致しました。

今後も様々な勉強会を行っていく予定です。

 

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「第9回泌尿器領域の医療とケア研究会のご案内」

日時:平成22年6月9日(水)18:45~21:00

場所:京王プラザホテル47階「あおぞら」の間

情報提供:過活動膀胱治療剤「ウリトス」杏林製薬(株)

総合座長:帝京大学医学部付属病院 泌尿器科

       教授 堀江 重郎先生

【症例検討】

症例① 自己導入の継続が困難だった一例

      あすかホームケアクリニック 知名 俊幸先生

症例② 在宅での自己導尿

      世田谷ホームケアクリニック 院長 太田 雅也先生

症例③ 膀胱癌患者の在宅終末期医療~支援に難渋した一例~

      さくらクリニック 院長 佐藤 志津子先生

症例④ 在宅での癌患者治療は可能か

      帝京大学医学部付属病院 泌尿器科 斎藤 恵介先生

【特別講演】

演題「排泄の自立 過去・現在・今後の方向性

       ~望まれる老後の排泄ケア~ 」

前 東京都健康長寿医療センター 東京都老人総合研究所

                        大竹 登志子先生