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 勉強会のご報告

皆様 こんばんは。

今日は鳳優会あすかホームケアクリニックにて

行われた勉強会のご報告をしたいと思います。

 

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日 時 :  平成22年5月20日 18:30~20:00

場 所 :  あすかホームケアクリニック

テーマ : 「在宅における褥瘡ケア」

講 師 :  コンバテックジャパン㈱ 

      皮膚・排尿ケア認定看護師品田ひとみ様

 

 

あすかホームケアクリニックでは、第1回目となります

地域の医療・介護に携わる方々との勉強会を行いました。

今回は、在宅で遭遇する機会の多い皮膚トラブルに対するケアについて

コンバテックジャパン㈱の皮膚・排尿ケア認定看護師の

品田ひとみさんをお迎えして講義をしていただきました。

米国での症例を含め数多くの改善例を示しながら詳しく説明いただきました。

 

被覆材の種類や、ケアの方法について、実際にサンプルに触れながらの

勉強会となりました。日々の業務にも直結し、興味深いテーマであったため、

当日は、30名弱の方々がご参加いただきクリニック内に熱気が溢れました。

在宅で医療・介護に関わる医師・看護師・ケアマネジャー

その他スタッフの皆さんが熱心に講義に耳を傾けていました。

 

実際に、被覆材のサンプルに触れてみて、その伸縮性や吸収性について体感し、

褥瘡の評価とドレッシングの種類について解説いただきました。

1時間の講義の後も、個別にそれぞれの抱えている患者さんの症例や、

日ごろ確認したかったことなど、質問が多く出て順番待ちになるほどでした。

 

勉強会の後は、お茶を飲みながら情報交換したり、いろいろな職種の方同士で

楽しく歓談できました。

今後も、地域の皆様とこのような勉強会を企画してゆきたいと思います。

お聞きになりたいテーマについてのご要望などお寄せください。

 

あすかホームケアクリニックでは、地域で医療・介護に携わる皆様とともに、

勉強会を開催する予定です。

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次回の勉強会ご案内

6月21日(月) 19:00~

「疼痛管理 ~痛みのコントロール~」

講師:帝京大学病院 泌尿器科  斎藤恵介 先生     

7月15日(木) 19:30~

「がんついて・・・

がん患者の理解と抗がん剤の知識」

講師:癌研有明病院化学療法科  高橋俊二 先生

      

場 所 あすかホームケアクリニック内

    北区上十条4-15-1  JR埼京線十条駅徒歩9分
    

参加費 無 料

 

 

小規模な勉強会ですので、より具体的に日ごろから知りたい情報を

質問いただけると思います。

皆様方の情報交換の場としてもご活用下さい。

お申し込みは、お電話・FAXにて事業所名、参加人数をお知らせ下さい。

 

 

 

 

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鳳優会で行って来た勉強会のご報告ページをどんどん増やして行く予定です。

また、今度行われる勉強会のお知らせも掲載して行きますので

今後もブログのチェックをよろしくお願い致します!

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 魔法の飲み物ハイボール

 

皆さん、初めまして。

今回は僕が現在はまっている飲み物について少し語ろうと思います。

それは何かと言いますと…

ここ最近テレビのコマーシャルでもよく目にする飲み物です。

客である男性芸能人達がバーカウンターに座り、

雪のように肌の白い美しい女性モデル(小雪)が

お酒を作っているシーンを皆さん目にするでしょう?

 

そう、【ハイボール】です。

 

「ハイボール」の語源には諸説ありますが、よく知られているのが

ゴルフの「ハイボール」説。

ゴルフ場で英国紳士が当時はまだ珍しかったウイスキーのソーダ割りを

試したときのこと。飲んでみるとそれは美味。

そこへよほど高い球を打ったのかボールが飛び込んできたのをみて、

感動した紳士は「これがハイボールだ!」と言ったとか。

 

では今回とてもおいしい飲み方(色々と試しました)を何個か紹介しましょう。

 

まずは簡単な基本の作り方です。

① グラスに氷を一杯に入れて冷やします。

② 冷蔵庫でしっかり冷やしたウイスキーを適量注ぎ、きりりと冷えたソーダを加えます。(ウイスキー1:ソーダ3)

③ 炭酸ガスが逃げてしまわないよう、マドラーでタテに1回まぜます。

この時期は暑い夜もあります。基本の飲み方だけでついつい何杯も飲めてしまいます。

 

では次に少しの工夫をするだけで美味しさ倍増の技を紹介しましょう。

① 基本の作り方でハイボールを作って、そこにレモンの原液を5~10ML入れます。

  すると想像通りの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。

② 冷えたソーダの代わりにジンジャーエールを同量入れます。

 ウイスキージンジャーといいます。さらにレモンを入れると…

 マミー・テイラーといいます。どちらもおいしいですが僕はマミー・テイラーがお薦めです。

③ ウイスキーを適量入れてよく冷えたミルクを入れます。

  ウイスキーの牛乳割りは、アイルランドやスコットランドで昔から自然発生的に飲まれてきました。

  アメリカでは、「カウボーイ」の名で庶民の飲みものとなり壇ふみさんの父親、

  作家の壇一雄氏がこよなく愛した飲みものです。

 

このように自分の工夫でウイスキーは非常においしくなる飲み物です。

これからの時期、暑くなってきますので仕事を頑張り家に帰ったら

クイッと飲むとストレス解消、そしてゆったりとした時間を過ごせます。

 

千葉県にある犬吠崎。地球が丸く見える展望台。

 

こんなお寿司にもハイボールは合うのです。

 

何にでもマッチする魔法の飲み物ハイボールを皆さん試してみてくださいね。

 

次回は、そんなハイボールにとても合う独身男性でも簡単に作れる料理、

そしてこんな場所で飲んだら最高という場所を紹介しようと思います。

 

 

 

 我が家の関心事(?)

「便秘には吹き出物などの肌トラブルがつきもの。早めの対策が必要です。

克服にはまずその原因を知ることから始めましょう。

そして正しいケアのためには、必ず専門医の受診と継続的な治療や

健康的な生活習慣の維持に心がけましょう。」

「便秘に対する対処法」などに書かれている説明文です、よくみかけますね。

 

つら~い便秘。あなたも経験があるのでは?

そうなんです。

便秘は、我が家の一番の関心事。悩み事といってもいいかもしれません。

ここ1年ほど前からでしょうか。

悩みの主は・・・ねこちゃん。

困ったことに、つら~い・苦しい・たすけて・・・なんて言葉が通じないものだから、

日頃から食事・行動・排泄などのチェックをしなければならないのです。

健康状態には顔色?・・・毛むくじゃらなのでわかりません(>_<)

便意は?・・・トイレに何度も行ったり来たりで・・・なるほど!(^^)!

   水たくさん飲んだ?・・・自己申告できないのでわかりません(>_<)

   運動しようよ!・・・13歳の高齢と太り気味のため、むせちゃいます

             ・・・無理!(^^)!

   健康食品ビール酵母など・・・美味しくありません!?

 

そして一番の気がかりは、仕事のため日中留守にしているので

排便チェックができません。

  「苦しいよ・出ないよ・たすけて~」

   ねこちゃんの叫び声が聞こえてくるようです。

 

うーん、何かいい方法はないものか?

そうだ!傍にお医者さんがいるじゃない!…というわけで

医師より下剤のアドバイスを受け、さぁいかが?と試すこと数回。

お好みの味ではない(たぶん)らしく、効果得られずでした。

何かほかに良い方法はないものか・・・ずいぶんと考えてくださいましたが、

結局は人間と同じ対策法に至るようです。

 

ふーむ。

  食物繊維が多く含まれた食事・・・ありました!食物繊維含有ドライフード。

              意外と美味しい!お野菜も摂っています(ねこ草)。

  水分多めに摂りましょう・・・どこでも飲めるように数か所に

                コップ用意しています。

  運動しましょう・・・外には出ない、家ねこちゃんなのであまり期待できないかな?

  太りすぎないように・・・生活リズムをつけました。

              寝てばかりいないように(努力!)。

             一日に何回かのお家のパトロールは欠かせない運動です。

そして

なおかつ、すっきり感のため・・・浣腸しています。

                市販で一番小さい浣腸の1/3ぐらい。

                これは即効性もあり画期的なのですが大変。

 少し疲れますけどね。ややぐったりかな(ふぅー)。

                      

 

苦しい便秘になりたい人などいません。

どうせ私は便秘なんだからと、浣腸や便秘薬に依存しないで

自分なりに努力することが大切です。

 

便秘克服には、原因を知ることが大事。

食生活や環境を変えるだけで健康になり、便秘も解消されることでしょう。

腸を健康にすることが解決への第一歩です。

 

今や、ねこちゃんはスレンダーとまではいきませんが、体重が減り、ジャンプも楽々。

たかが便秘、されど便秘。

これからも維持できるよう、ねこちゃんとがんばっていきます(自分もね)。

                  ねこ生活習慣病対策委員   コロママ

 走りながら考える

「在宅医療の普及」もう少し風呂敷を広げると「医療や介護に関わる新しい形の

サービスや選択肢を世に提示し広めていく」という仕事に携わって

もう四半世紀近くになります。いきなり大上段に振りかぶるようで

少々面映ゆいのですが、私はこれを天職だと思っています。

決してカッコつけるわけではなく(力んではいますが・・・)

「やらされている」のではなく「やりたい」、「自分達でつくらないといけない」というある種の使命感のようなものが常に自分の心のどこかにあり、それを原動力に

これまでの日々を過ごしてきたように思います。

 

とはいうものの、私も普通の人間ですし、仕事ですから楽しいことばかりでは

ありません。会議のための資料作りなどは大して面白くないし、運営月報の作成などは「やらされている感、満載!」なのは正直なところです。

でも月報とて、仕事の進み具合や成果をまとめ振り返るためと思い直せば

苦痛も和らぎます(もっとも最近は成果の確認より、バックオーダーが

どれ位たまったか、どの位ビハインドかといった厳しい現実を突きつけられ

凹むことの方が多いのは事実ですが・・・)。仕事は一人ではできませんので、

チームの仲間に思いを伝えたりアイデアをもらったりするための準備だと考えれば、

自分の中の前向き回路に灯を点すことができ、会議の準備にも喜びを

感じることができる・・・ような気がします(単なる妄想かもしれません)。

 

そんな私ですが、この仕事をしていて本当に辛いこと、辛く感じる時があります。

それは自分の友人や知人・身内などから医療・介護に関する相談を受けた際、

ニーズを満たせるリソースを持ち合わせておらず応える術が無いという場面で、

この時に感じる無力感ほど情けなくやるせないものはないといっても

過言ではありません。辛い思いをしないためにはできるだけ多くの仲間と

できるだけ広い地域をカバーできるように頑張ろうというのが

仕事に向き合う上での行動原理になっているのかもしれません。

 

随分前ですが私は他県で訪問介護と居宅支援事業の事業所の管理者を

務めたことがありました。介護事業は利幅が少なく仕方ないことなのですが、

他所の事業所同様、スタッフの大半は登録ヘルパー(=時間雇いのパート職員)の

オバチャンたちの集まりでした。

幸い一人一人は思い優しく人生経験豊富な方々でしたので、

一通りの仕事はこなせる体裁にはなっていたもののチームといえる状況にはなく、

仕事を請ける・請けないという判断も属人的に決めざるを得ず、

また着任当初はなぜか色々な事件が起こり、ふた月に一度は大クレームの対応や

事故処理に大わらわ・・・というような有様でした。

具体的な到達目標を定め所内研修を実施し、定期的にケアカンファレンスを開き、

また成功している他の事業所の方々のアドバイスも仰ぎながらほぼ一年が経過。

それまでは家事援助が中心、というよりそれしか請けられなかったのですが、

在宅医療が必要な医療依存度の高い方にも身体介護を提供できるような

チームにようやく仕上げることができた、そんな頃の話です。

 

私の知人から「母が癌の末期で入院しているが、本人がとにかく家に帰りたいといって

聞かないので何とかしたい。日中は共働きで手がないので身の回りの世話と

見守りをお願いできるようなところをどこか知らないか?」という相談を受けました。

たまたまそちらのお宅はちょうど訪問エリアの中だったこともあり、

少し心許ないところがなかったわけではありませんが我がチームで訪問介護を

ご提供することとなりました。幸い私は既に在宅クリニック数軒の立ち上げを経験し、

診療の同行などを通じて癌のターミナルの患者さんへの在宅緩和ケアが

どのように行われるかを目の当たりにするという経験があったので、

拙い経験を基に、どこを観察し何を情報共有し、

そしてどのように医療につなげるか等々、スタッフたちと一緒に研修を重ねたり、

書式を整えたりと、まさに走りながら考えるといった毎日でしたが、

とにかく体当たり的に取り組んだことを覚えています。

結果として約3ヶ月の間、在宅療養のお手伝いができましたが

最後は再入院されそこで他界されました。

 

後日ご家族から「本当に良くやってくれた、ありがとう。最高のケアチームだった」とのお褒めのことばを頂戴し、スタッフたちも随分自信がついたのでしょう。

それ以降さらにチームの結束は強くなり・・・といいこと尽くめのようだったのですが、

私自身は釈然としない思いを強く感じていました。

それは「この利用者の方は介護の面では良いサービスを受けられたかもしれないが、

医療の面では随分プアなサービスしか受けられなかったのではないか?」との疑問が

最初から最後まで心の中から消えることがなかったからなのです。

この方は随分癌性疼痛に悩まされ、本当は最後までお家にいたいというのが

ご本人のご希望だったのですが、痛みの増強があまりに激しく

最後は痛みのために家にいられなかった、というのが実際でした。

 

ご本人もご家族も病院の主治医を信じ頼っていることが

お話しを伺う中で良く伝わってきたので、余計なことはいわずにいましたが、

ドクターからは「(末期なので治療面で)もうやることはない」という説明を

受けていたようで、それを真に受け、そういうものなのだという

納得をされていたようでした。癌の「治療」という点ではその先生のいう通り確かに

「やることはなかった」のかもしれません。しかし在宅緩和ケアにきちんと取り組み、

患者の痛みに向き合って適切に薬を使ってくれるドクターさえいれば

穏やかに自宅で最後を迎えられる、そういう看取りをされたご家族のお手伝いを

前職で何例も経験してきた私には、仕方がないこととはいえ呑み込んで

腹に収めてしまうにはかなり重い現実でした。

そうはいっても当時(もしかしたら今も?)私のいた介護事業所の近辺には

きちんと在宅緩和ケアに取り組むドクターは見当たらず、

そもそも在宅医療自体手がけている診療所も皆無に等しい状態でしたので、

代わりの選択肢を提示できないのに余計なことはいえないということで

悶々とした気持ちでいたことを思い出します。

「ああ、ここが品川や目黒であれば」

「もしここが世田谷区内だったら」、そんな思いが何度も頭の中をめぐっていました。

 

お見送りの際にも、ご家族より労いの言葉をかけていただいたのですが、

耐えがたき痛みに耐え最後は痛みのために家を離れなければならなかったことについて

申し訳ない気持ちで一杯になり「とてもいいお手伝いができた」という気持ちには

なれませんでした。心の中で「お役に立てずに申し訳ございませんでした」と

謝りながら、手を合わせたことを今でも思い出されます。

 

在宅医療に24時間365日、きちんと取り組むことは正直大変な仕事ですので、

なかなか担い手も少なく、また私達の努力もまだまだ足りないのでしょう。

展開のスピードが思うようにいっておらず偉そうなことは何もいえないのですが、

あの時に感じた「医療の地域格差の解消」というのは今でも私の中で

重要なテーマとしてあり、生涯の課題であるとも言えます。

私にとって新しくクリニックを増やしていくということは、

小さい積み重ねかもしれませんが、日本の医療の在り方を確実に変えていくことが

できる、そうしたことを皮膚感覚で理解し、実践できる、そういう仕事であり、

だからこそモチベーションが維持できるのだ、そんな気持ちでいます。

 

繰り返しになりますが在宅医療の地域格差を解消するためには、

まだまだクリニックの数もドクターの数も足りませんし、

それを支える仲間の数も十分ではありません。

事業は継続しなければなりませんし、ましてやそれが医療サービスであれば

尚のことです。初心を忘れず、続けていくためには、まずは身体が資本ですから、

健康維持・増進のためにこれからも「走りながら考える」を

実践して行きたいと思っています。

 我が家のペット

我が家では数年前から海の魚を飼うのがブームです。

といってもペットショップで買ってくるのではなく、網ですくうのが基本です。

潮が引く時間を調べ、磯の水溜りに取り残された魚を狙います。

一応、親子のコミュニケーションや子供の情操教育のためなどと

理由をつけたりしているものの、親の方が夢中になって網を振り回したり、

ひっくり返ってびしょぬれになったりしています。

最初のころはハゼでもなんでも、喜んで持って帰っていたのですが、

だんだん変った魚を捕まえたくなり、そうした魚がいそうな磯場を探しまわっています。

そんな我が家の去年のヒットは、なんといってもカエルアンコウでした。

聞いたことがないかもしれませんが、数年前まではイザリウオと呼ばれていたものが

イザリというのは足が不自由な人の差別用語ということで名前が改められたとのこと。

その他にも差別的意味合いを名前に持つ30種類の魚の標準和名が

2007年に変更されたそうです。

一部には行き過ぎではないか、言葉狩りではないかとの意見もあるようですが、

それはさておき、私としてはカエルアンコウという呼び名の方がかわいくて好きです。

ちなみに写真のカエルアンコウは子供たちがケロちゃんという名前をつけました。

この魚の特徴は、なんと言っても歩くことです!

胸ビレが手の様になっていて、それで水底を歩いたり、

水草をつかんで体を支えたりするのです。

そしてもう一つの特徴は、他の魚をおびき寄せて丸のみしてしまうことでしょう。

口の上に、先端に餌のようなものがついている小さな棒があるのですが

お腹が空いてくるとその棒をピコピコ振って、他の魚が餌と間違えて

近づいてくるのを待ちます。そして十分に近づくやパクっと丸のみしてしまうのです。

時として自分より大きい魚を飲み込んでしまうこともあります。

普段はのそのそ歩きまわっているくせに、餌を飲み込む時には

目にもとまらぬ素早さであり、初めて見た時は家族一同呆然としました。

そんなケロちゃんですが、餌をくれ~と、釣り竿のような棒をピコピコする姿の

かわいさについつい小魚を与え過ぎてしまったところ

食べすぎで死んでしまいました。

 

またケロちゃんに会いたくて、今年も磯に通うことになりそうです。

 温泉に行ってきました。

日々の疲れを癒すべく、週末に温泉へ行ってまいりました。目指すは群馬県にある四万(しま)温泉。四万の病を癒すというのが名前の由来だそうで、昭和29年に国民保養温泉地第一号の指定を受けているところらしい。

渋滞が嫌いなので朝6時過ぎに出発・・・が、既に高速道路の渋滞情報表示はオレンジと赤だらけ。ゴールデンウィークやお盆休み、まして3連休でも何でもないただの週末だから渋滞は大丈夫だろうと甘くみてた私は、高速道路土日1,000円の威力をまざまざと見せつけられたのでした(泣)。仕方なく経路を変更。渋滞のない一般道へ逃げ、のんびりゆっくりコースを決め込む。走ること約4時間、やっと目的地に到着。疲れた体でそこで見たものは・・・何と紅葉!時期的にやや早め(10月中旬)かと思いあまり期待していなかったが、現地の方が言うには「先日すごく冷え込んで一気に紅葉が進みました」と。これはラッキー!早速カメラに収めました。

 しばらく周辺を探索した後、宿泊する旅館へチェックイン。いざ旅の目的である温泉へ。大浴場へ行くと自分以外誰もいない・・・なんだか貸切状態でとても幸せな気分!!温泉の効能については神経痛・関節痛など多数書かれており、何だかこれを読んでいるだけでも効いてきそうな感じ。そして仕事や運転で疲れた体を湯船に沈めると・・・何とも言えない開放感、最高でした。心地よい脱力感とともに温泉を出てみると、そこには飲泉とかかているボトルと紙コップが・・・。ヘェ~温泉って飲めるんだ~!と思いながら効能をみると、胃腸病や食欲増進とのこと。早速コップによそいおそるおそるゴクリ。水で希釈されているためか癖もなくスッキリとした味わいでした。。。さすが名前の由来通りの温泉、飲んで癒されるとは思いもよりませんでした。

おかげでご飯もおいしくいただけて、心身共にリフレッシュすることができました。ストレス社会の現代ですが、皆さんも温泉に癒されてみてはいかがでしょうか?

雨でしたが綺麗な景色でした。

雨でしたが綺麗な景色でした。

 色の持つ力

最近引っ越しをしたので、ここのところ毎週のように

週末は家具屋さんやインテリアショップに出かけて

部屋の小物などを買いそろえています。

そこで気になるのが部屋のコーディネート。

中でも色は部屋の雰囲気を決める重要なポイント。

 

学生時代、被服を専攻しており色彩についても学んだことがあったので、

その知識を活かして部屋のコーディネートを楽しんでいます。

我が家の場合、床はオフホワイトで壁も明るい白、天井は高めで窓も大きいので、

全体的に明るく開放感のある雰囲気です。

床や壁の次に広い面積を占めるのが窓でしたので、部屋の雰囲気を左右するのは

窓に付随するカーテン。

まずそれぞれの部屋の雰囲気をどうしようか考え、一番広いリビングは

明るく安らげる雰囲気に、寝室はさわやかで落ち着ける雰囲気に。

主人の部屋は涼しげで静かな雰囲気に、

私の部屋は暖かくかわいらしい雰囲気にしようと決めました。

ここで一般的な色のイメージを挙げると

■ 赤     情熱、エネルギー、興奮、怒り、生命など

■ オレンジ  あたたかさ、新鮮、若々しい、陽気など

■ 黄     注意、希望、明るさ、さわやかなど

■ 緑     自然、生命、癒し、安らぎなど

■ 青     幸福、静寂、憂鬱、高貴、さわやか、涼しいなど

■ 紫     高貴、神秘、気品など

■ ピンク   愛情、女性らしさ、柔軟さ、やさしさ、かわいいなど

■ 茶色    古風、落ち着き、素朴、地味、和など

□ 白     純粋、平和、清潔、無垢、潔白など

■ グレー   曖昧、不安、平凡など

■ 黒     暗黒、重厚、死、厳粛など

                     ( a Design Spotより引用 )

これらのイメージを踏まえていざお店へ!

お店へ行くと数十種類の色と柄のカーテンがずらり。

たくさんあって目移りしてしまいそうでしたが、予定していたイメージに合わせて、

色だけでは表現できない部分は柄に頼りながら選んでいきました。

実際に選んだカーテンはこんな感じ。

リビング:明るく安らげる

                     寝室:さわやかで落ち着ける

            主人の部屋:涼しげで静か

                        私の部屋:暖かくかわいらしい

こんな感じになりました。(私としては満足いく仕上がり)

 

今回カーテンをかけた後、それらの色に囲まれ生活していると色の

イメージが作り上げる雰囲気に気持ちも影響されていることに気づきました。

これは色が人の心や体・五感に与える刺激・影響であることが分かります。

 

ここで、カラーセラピー・色彩療法というものについてですが、

色が与えるやさしい刺激・影響を利用した癒し・ヒーリングのことをいいます。

例えば緑を見て安らいだ気持ちになったり、赤いものを見て活動的になったり。

人に対してこれらのヒーリング効果を利用したものを特にカラーセラピーと呼びます。

 

これなら簡単に日常生活に活用することができ、それぞれの色の様々な効果を

得ることができます。

今回実際に私が体感した事の他に、毎日選ぶ洋服や小物の“色”にも期待できます。

そんな風に考えると毎日の洋服選びなど、ひとつの楽しみになります。

 

例えば冷静に物事に対処したいときには、青いものを見たり、

優しさをアピールしたいときはピンクを身に着けたり…など、

それらの効果を得たいときに活用してみてはいかがでしょうか。

 

実際に利用されているものでは、スポーツ選手などで気分を高揚させたいときには

ユニフォームなどによく赤が用いられるのを目にしますし、

病院の受付等では患者さんに安らいでもらうためにうすいピンクやグリーンの

小物が用いられたり、また明るさを強調したいために

黄色い小物が用いられているのを目にします。

 

日常で用いられている色や自然の色を見て、

ぜひ色のヒーリング効果を実感してみてください。

 生姜湯万歳!

僕は昔から胃腸が弱い。もちまえの心配性な性格が胃酸の分泌を促進しているのは、既に鳳優会のスタッフ皆知るところである。したがって、緊急のコールがかかってきた時など、事務の報告には“枕ことば”がつくことがある。

“先生、胃に穴が開くかもしれませんが、○〇さんの容体が・・・”

といった具合だ。

 そんな僕は、実は下戸で酒も飲めないし、コーヒーを飲んでも胃が痛くなる。さらに最近は、緑茶を飲んでさえ心窩部に痛みが・・・。

 ここ半年はお茶の代わりに白湯を飲んでいたのだが、胃痛軽減の代償は、何と味気ないティータイムであるかということ。

 ところが、最近、素晴らしい飲み物を発見し、病みつきになっている。それは、たまたま頂いた“生姜湯“!

一仕事終えてクリニックに帰還したおり、生姜湯一服。ホッとため息が出る癒し力だ。しかも、手足はポカポカ温まるし、なんとなく元気が出てくる感じもする。胃痛は勿論出ない。

 

★ 頂いた生姜湯のもとは、なにやら高級そうでした・・・★

生姜は漢方としても製剤化されており、胃腸を活発にする、下痢に効く、食欲増進、吐き気しゃっくり止め、神経痛、関節痛、のぼせ止め、感冒改善、血清脂質の改善・・・といった効能が記載されている(エビデンスは調べていませんが・・・)。効果を及ぼす物質については、生姜に含有するジンゲロールやショウガオールといった化学物質が研究されているようだ。

 患者さんにも、冷え性などで困っている方にはちょっと勧めてみようかなともかんがえているが、ここで薬物との相互作用はどうしても考えておかねばならない。調べたところによると、特に相互作用を及ぼす薬剤は見つからなかった。いろいろな薬剤と飲み合わせの悪い、血栓予防のワーファリンとも相互作用はないとのこと。また、妊婦への影響は常用量では心配いらず、つわりに効くといった記載もあった。ただし、高容量では何が起こるか分からないので注意はすべきである。大量服用では、出血傾向がでる可能性もあるとのこと。

 昔、お酢療法がはやった時に、お酢を1本飲んで血を吐いて救急センターに担ぎ込まれた患者がいたが、何でも適量は基本ですね。

 さて作り方ですが、こだわりでいろんな方法があるようです。僕は面倒くさがりなので、一番簡単な方法をご紹介。

①生姜をすりおろし、茶こしでしぼり汁を抽出。

②好みの濃度にお湯を注ぐ

③蜂蜜を投下

④飲む

以上

 

夏場の冷房で手足が冷え切ってしまった時や

室内と室外の温度差で少しだるさを覚えたりする時などにいかがですか?

生姜湯、おすすめです。



 映画の中の神経疾患2

- 毎回、映画の中の神経疾患について取り上げてみます -

  2回目は「レナードの朝」(1990年)です。

 この映画はロバート・デ・ニーロとロビン・ウイリアムズが主演しており、有名な映画なので、みられた方も多い作品と思います。

 あらすじはロビン・ウイリアムズ扮するセイヤー医師が、嗜眠性脳炎によりパーキンソン症候群になり、長年寝たきりで無反応だったロバート・デ・ニーロ扮するレナードに、パーキンソン病の治療薬であるL-Dopa(レボドパ)を投与すると、自由に歩きまわれるほど劇的に良くなりました。そして、同じ病棟の同様の患者さんたちにもL-Dopaは使用され、皆、普通の生活ができるほどに回復します。ところが、そのうちレナードにL-Dopaの効果がなくなってきます。薬を増量していきますが、運動症状の改善効果より、その副作用による不随意運動(自分の意思でコントロールできない運動)が増強していきます。そして、最後にはレナードを含め皆、元のように寝たきりになったり無反応の生活に戻ってしまいます。レナードたちが目覚めたのは、ひと夏の間だけでした。

 原作は医師でもあるオリヴァー・サックスによるノンフィクション作品で、レナードは20人の患者の1人として記載されています。

 さて、レナードの原因疾患である嗜眠性脳炎とは、エコノモ脳炎(Economo’s encephalitis)といわれ、1916年から約10年間全世界的に流行した脳炎ですが、その後1930年以降はほとんど発症を報告されていない不思議な病気です。亡くなった方も多かったようですが、この脳炎になったあと、早くて数週、遅いものでは20年以上経過して、このレナードのようにパーキンソン症状が発症しました。このように脳炎後にパーキンソン症状が出現するものを脳炎後パーキンソン症候群と呼びます。

 では、パーキンソン症候群とは何かというと、症状がパーキンソン病と類似していますが、パーキンソン病ではなく、何か他の原因で起きている場合に症候群とされます。すなわち、パーキンソン病は神経伝達物質であるドーパミンが、原因はわかっていませんが枯渇してしまう病気です。そのためドーパミンの材料となるL-Dopaを使用すると劇的に症状の改善をみることができます。しかし、パーキンソン症候群は決してドーパミンが足らないというわけではないため、軽度の改善や、このレナードのように一時的な改善がみられるにとどまります。運動機能の改善を期待して、L-Dopaの増量を行うと、レナードのように精神的興奮や幻覚、ジスキネジアと呼ばれる体中が不規則に動いてしまう不随意運動が現れてしまいます。

 パーキンソン病には代表的3つの症状(3大徴候)があります。振戦(手足が小刻みに規則正しく振るえること)、筋強剛(筋固縮ともいわれ、体中が硬くなること)、無動(動きが少なくなったり、止まったりすること)です。脳炎後パーキンソン症候群には振戦はやや少なく、眼の症状を伴うことが多いとされています。また映画の後半でみられた「注視発作」という発作的に眼球が上を向く症状を伴うことが多いとされており、その発作中顔面の痙攣や、レナードのようにアテトーゼ運動と呼ばれる手足突っ張らせるような不随意運動を伴うようです。

 映画の中でレナードだけではなく、他の患者さんにみられた幾つか注目すべき症状があります。ルーシーがホールの床の模様のある部位は歩けますが、模様のない場所に来ると足が止まってしまいます。そしてセイヤー医師が床に模様を書き足すと、また歩けるようになります。これはしばしばパーキンソン病患者さんにも同様の症状がみられ、矛盾性運動(kinesie paradoxale)と呼ばれ、何もないところでは足が出なくて歩けないのですが、目の前に障害物を出すと、それを越えるように足がすいすいと出て歩けるようになる変わった症状です。そしてルーシーが落ちた眼鏡を手でつかんでいたり、皆がボールを投げるとすばやくキャッチする場面がありますが、これも先ほどの矛盾性運動の一種ではないかと考えられています。私もパーキンソン病やパーキンソン症候群の患者さんにやってみますが、本当に奇妙な光景です。しかしリハビリには使えそうですね。

 脳神経内科医は患者さんの症状や徴候から病気を分析することが多いので、レナードを演じたロバート・デ・ニーロはもとより、他の患者さんを演じた俳優の演技に眼がいってしまいますが、その演技力には唸るものがありますね。

 夏祭り

7月連休『海の日』を境に夏祭りが各地域で行われているかと思います。
お祭りは地域ごとに意味を持って行われている事はご存知でしたか?
先日三浦半島に行った際に行われていたお祭りが、天狗がいたり、お面をかぶったりと、お祭りでは見掛けない
光景が広がっていました。祭りって、そもそも何だろ??、興味の虫がウズウズと・・・
ここで調べたプチ雑学をご紹介したいと思います。

【雑学・・・祭りの意味】(yahoo辞書、Wikipedia)
神仏・祖先を祀ること。特定の日を選んで、身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う。
英語訳ではcarnival(カーニバル)、festival(フェスティバル)。カーニバルの直訳は謝肉祭。
謝肉祭とはキリスト復活祭前に四旬節(食事節制と祝宴自粛)という期間があり、その期間以前に行う
仮装やパレードなどの祭事。用は、断食前のドンチャン騒ぎみたいなもののよう。
そして、フェスティバルは宗教的な祭りや商業的な催しもの。伝統的でないもの含めてのドンチャン騒ぎ。
お客が参加するのがカーニバル、お客が見物するのがフェスティバルと分かれるらしい。
となると、祭りはフェスとカーニバルが結合しているものではないかと思うが、見当違いなのか・・・。

話は大分反れましたが、添付写真の三浦半島でのお祭りの意味たるものとは。
正式名『海南神社夏の大祭』といい、昔、漁業導入や文化・福祉に力を入れた藤原資盈が祀られた
のが始まりとなり、海難防止・交通安全の神として親しまれ、現在は食の神、病気・疫病の神、
七福神も祀られ商売繁盛や無病息災にも御利益があると言われている。

この祭りで、一気に御利益が賜れるようである。

いろいろとご紹介しましたが、やはり三浦半島一押しなのが漁港ならではのマグロ様!
海鮮丼、づけ丼、三色丼・・・と大通りから小道まで充実した店構え。
私はづけ丼を食し幸せ三昧でした。

結果、花より団子。

皆さまも今年の夏を楽しんでください!!