先日祖父とオセロをしました。
祖父は、九州で大工をしていましたが、慢性腎不全や認知症が徐々に進行し、祖母1人での介護は困難となり、昨年東京に呼び寄せました。
大きなオセロ盤で、祖父がクロ、私がシロ。
しかし、なぜか途中で、祖父がシロで、私がクロになっていたり…。
将棋と間違えて、自分の番になると一つ置いて、いくつか持って行ってしまったり…。
自尊心を傷つけないように、かつ、軌道修正しつつと、孫としても何かと大変でした。
気を使いつつやっているうちに、私の負け…。
祖父はちょっぴり嬉しそうでした♪
デイサービスや施設などでも、ゲームや塗り絵をやっている光景を目にします。
実際に、認知症の予防として、アメリカ・アルツハイマー病協会では、「脳を守る10の方法」という指針が提唱されており、その中に「心のジョギングを」という項目があります。
いろいろなことに関心を持って脳を活き活きさせると脳細胞とそのつながりの余裕が生まれるので、読む・書く・ゲームをするなど新しいことを学ぶことが大事であるとされています。
ありのままを受け止めながら、新しいことで脳を活性化かせる。
毎日認知症患者と接している家族からすると、なかなかそのようなゆとりが持てないかもしれませんが、時々ゲームなど一緒にして、コミュニケーションを図ってみるのも良いかもしれません。
『脳を守る10の方法』(アメリカ・アルツハイマー病協会)
1.頭が第一 ⇒ 健康は脳からです。
2.脳の健康は心臓から ⇒ 心臓に良いことは脳にも良い。
1.身体の値のチェックを ⇒ 体重・血圧・コレステロール・血糖をチェックして
良くしよう。
2.脳に栄養を ⇒ 指導が少なく、ビタミンEなどの多い食品を摂ろう。
3.体を動かす ⇒ 身体の運動は血液の流れを良くし、脳細胞を刺激することにな
る。1日30分歩くなど心と体を活発にしよう。
6.心のジョギングを ⇒ いろいろなことに関心を持って脳を活き活きさせると脳細胞とそのつながりの余裕が生まれるので、読む・書く・ゲームをするなど新しいことを学ぼう。
7.他人とのつながりを ⇒ 身体と心と社会の3つの要素を組み合わせた余暇活動は、認知症を防ぐ最も良い方法。
8.頭のケガをしない ⇒ 頭のケガをしないように注意しよう。
9.健康な習慣を ⇒ タバコをやめ、飲み過ぎないように注意しよう。
10.前向きに考え今日から始めよう ⇒ 明日のあなたを守るために、今日からできることをしよう。