在宅支援診療所の性(さが)というのだろうが、これまで何年もの間、遠出する機会がなかった。そんな中、去る5月に開催された日本脳神経学会総会に参加できたのは、留守をお任せできるしっかりとした医師たちがそろってきたからである。20年近く頑張ってきた甲斐があったと、自己満足にひたりつつ向かったのは、夢の北海道!飛行機なんて何年ぶりだろう!
一泊の予定で早朝に出発、子供のように空の旅を楽しみつつ千歳空港へ。 そこからレンタカーに乗り換え、一路札幌。北海道は広いなー!
昼までに準備を行わなければならないので、寄り道したい衝動を抑えつつ会場へ。昭和大の小野教授、国立循環器センターの井上先生がいるーご挨拶を。せっかく参加させていただいたので、最新の情報を少しでも得て帰ろうと散策する中、当院、大中先生に遭遇。昼食をとっていなかったということで、遅めの昼食を。
北海道といえば食! 奮発して、羊、受難のジンギスカンを!
日頃食べてる戸越公園の松〇の牛丼と違いますね郡司先生(T_T)、と、いう会話以外は無言です。
食後は急いで学会会場へ。
“神経疾患における口腔内装置の役割“という演題で、郡司先生が演者をされました。在宅に関わるものにとって、嚥下は永遠のテーマです。当グループでも、医師、歯科医師、看護師連携で、郡司先生指導の下創意工夫を行っており、その成果を発表させていただきました。
発表後も、個別の熱心な質問をいただき、閉会まで会場に。
翌日午前中も学会に参加し、充分勉強。とても有意義な週末でした。
帰りはちょっとだけ観光を!
春の北海道は美しかった。
在宅診療している患者さんたちにも見せてあげられたら、と、本気で思いました。医師同行でせめて近場の旅行をするプロジェクトとか危険かな・・・帰ったら考えてみよう。
道端にアスパラガス生えちゃってる!とったら怒られるかな。
タンポポもやたらとでかい!
そして何より感動したのが、回転ずしの質!郡司先生とはち切れるまで食べました。
食べ過ぎで吐きそうになりながらも、ソフトクリームは外せない。まいうーです。
勉強にもなり、非常に気分転換になった北海道学会旅行。でも逆に、在宅で過ごすことの多い患者さんたちの気分転換、ということについても考えさせられる旅でした。
流八郎