鳳優会グループの地域活動・人材育成・学術活動についてご紹介します。
過日のコロナ禍においては、多職種間の交流が少なくなり、各事業所間での顔の見える関係作りが難しい情勢が続きました。その中で、私たちは各事業所間の密な連携の重要性に気づかされる場面に多々遭遇してきました。超高齢社会を迎えた日本において、生産年齢人口が減少する中、私たちは一丸となり総力戦で立ち向かう必要があります。
在宅医療の需要が増してくる中で、在宅医療ネットワークの構築は必須の課題です。まず「顔の見える関係作り」を行う必要があると考え、2023年6月に荏原ホームケアクリニックで「城南地区在宅医療ネットワーク」を設立しました。あすかホームケアクリニックでも「城北地域医療TSUNAGU PROJECT」を通じ、地域の皆さまとの密接な連携を大切にして診療にあたっています。
在宅医療の推進には多職種連携が必須です。来たる2040年問題にむけて、地域の各事業所・病院・行政が強固な連携を構築し、患者さんをサポートする体制づくりが必要です。在宅医療の現場では患者さんに関わる多職種がすべて別の事業所であることがネットワーク構築の障壁になりますが、その壁を越えるため、まず「顔の見える関係作り」として勉強会を開催しています。
当会グループの訪問歯科クリニック、訪問看護ステーションも積極的に勉強会に参加し、地域の皆さまと意見交換を行っています。
| 日時 | テーマ |
|---|---|
| 第1回 2023年6月22日 | 縁からひも解く関節炎 〜関節リウマチの問題点に迫る!〜 |
| 第2回 2023年12月7日 | 1から知ろう!パーキンソン病 |
| 第3回 2024年6月20日 | ステロイドは悪ですか? 〜高齢者診療とステロイドの弊害〜 |
| 第4回 2024年12月19日 | 城南地区総力戦! 在宅がん緩和の困難症例に立ち向かう |
| 第5回 2025年6月23日 | 在宅でのALSを考える 〜最新の薬・機器・意思伝達装置を見て・聞いて・触れてみよう〜 |
| 第6回 2025年12月12日 | これからの摂食嚥下リハビリテーション |
| 第7回 2026年6月18日 | 「頭痛くらいで休めない」が医療安全を脅かす |
あすかホームケアクリニックでも日頃から「顔の見える医療」をテーマに、患者さんを中心とした地域の皆さまとの密接な連携を大切にして診療にあたっています。勉強会を通して顔の見える医療を実現し、地域医療の活性化を目的としています。
| 日時 | テーマ |
|---|---|
| 第1回 2024年1月25日 | がん緩和 〜近年の新規薬剤について〜 |
| 第2回 2024年4月19日 | 日常診療から見た認知症の基礎 |
| 第3回 2024年7月19日 | 1からはじめるパーキンソン病のあれこれ |
| 第4回 2024年10月17日 | 在宅緩和ケア 〜がん性潰瘍の対応とエドルミズについて〜 |
| 第5回 2025年3月21日 | ALSってなぁに? |
| 第6回 2025年8月28日 | スピリチュアルペイン 〜患者の抱える苦悩と医療者が向き合う覚悟〜 |
| 第7回 2026年4月24日 | 在宅での褥瘡との向き合い方 |
医療DXを通じた地域医療連携の推進にも積極的に取り組んでいます。
『ひかりワンチームSP』では、NTT東日本関東病院とのタイムリーな情報共有と多職種連携ケアを実現しています。
鳳優会グループでは超高齢社会にスタッフ一丸となり立ち向かうべく、「良質な医療者の育成」にも力を入れています。医師はもちろん、歯科医師・看護師・診療アシスタント・医療事務においても医療知識の共有を図り、ともに高めあう取り組みをしています。
鳳優会では専門性の高い疾患にもしっかり対応できる体制をとっており、専門医の取得も可能です。
取得可能な資格は下記の通りです。
院内の教育活動に加え、近隣の昭和医科大学等と連携し各学部の学生・臨床研修医の実習も受け入れております。実習を通して、大学では経験のできない地域医療の実際の現場を肌で感じてもらい、在宅医療での診療のポイントや多職種連携について勉強してもらっています。また大学での講義や勉強会も定期的に行っております。「教える事は最大の勉強」と考え、日々自己研鑽に励んでいます。
☆地域事業所や学生の皆さまの診療同行・見学を随時受付ております。総合相談室までお気軽にお問い合わせください。
総合相談室はこちら良質な医療を提供するには、幅広い医学知識とそれに裏付けられた臨床力が必要です。しかし医学の知識は膨大です。当会では「各診療科センター間の垣根を越えてともに高め合う」を合言葉に、定期的に勉強会を開催し、知識の交換を行っています。開催した勉強会の要点をまとめ、毎回ホームページで公開することで、皆さまに当会の取り組みを発信しています。
東京科学大学とは「内科疾患」と「口腔疾患」に関する共同研究も行っています。口腔は栄養の入り口であると同時に、呼吸・発音など全身の健康に関わる様々な役割を担う重要な臓器です。