"がん"と診断されたその時から、苦痛を和らげる

がんは日本人の死因で一番多い病気であり、高齢化が進む昨今、非常に身近な病気になってきております。当会グループでは年間100例以上のがん患者さんに緩和医療を提供しております。

緩和ケアの考え方は、"がん"と診断されたその時から、不安感など心の痛みも含めた全ての苦痛を和らげ、自分らしく暮らせるようにサポートするということです。当会グループの医科・歯科・訪問介護・美容の各事業所、患者さんにかかわる全ての事業所の皆さまと連携し、患者さんお一人おひとりの思いを共有しながら専門的に在宅緩和ケアを行っております。

対象となる方・対応している疾患

がん患者さんはもちろん、非がん疾患の患者さんの疼痛緩和にも対応しています。

がん(終末期含む) 慢性心不全 慢性腎臓病 慢性閉塞性肺疾患 筋萎縮性側索硬化症(ALS) パーキンソン病 認知症

トータルペインに、チームで向き合う

痛みには身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな要因があり、それぞれが互いに関連し影響しあっています。これを「トータルペイン」といいます。トータルペインの緩和で最も大切なのは、チームで医療にあたるということです。医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・介護士・ケアマネジャー・訪問マッサージ・訪問入浴など、患者さんに携わる事業所同士が垣根を越えて情報を共有しながら緩和医療を行います。当会グループは地域診療26年超の歴史があり、地域の各事業所・各専門病院・緩和ケア病棟とも密な関係性を保っております。

在宅で行っている緩和医療の例

各種鎮痛剤、様々なオピオイドや鎮痛補助薬等を、専門的知識と経験のもとに活用します。オピオイドの投与経路としては、内服、貼付剤、座薬、持続点滴(持続静脈点滴、持続皮下点滴)の他、くも膜下ポート等も経験があります。また、神経難病など他の疾患を合併しているがん患者さんの症例も増えてきています。当会には脳神経内科専門医も多く在籍しており、カンファレンスにより各専門的見解から総合的に診療を行っております。もちろん、非がん疾患の患者さんの疼痛に対して緩和治療も行っています。

当センターで可能な検査・治療

超音波(エコー)検査 在宅酸素療法(HOT) 腹腔穿刺 胸腔ドレン管理 内服薬によるオピオイド治療 貼付剤によるオピオイド治療 坐薬によるオピオイド治療 持続点滴(静脈・皮下) くも膜下ポート

医師・搬送同乗サービス

家で過ごすということ

"自分の家で過ごしたい"——これは、入院経験のある多くの方が切に感じることです。大きな病気を患っていても、苦痛を取り除き、病院から離れて、自分の家で気ままに自分らしく過ごすこと。その思いを実現する一助として、退院を望む患者さんの搬送車に医師が同乗し、ご自宅まで見守るサービスを提供しています。

医師・搬送同乗サービスのイラスト

退院後すぐに在宅医療へスムーズに移行できるよう、担当医師が搬送車に同乗してご自宅までお送りします。移動中も医療的なサポートを継続し、患者さんとご家族が安心して自宅療養を開始できる体制を整えています。

※ 医師・搬送同乗サービスについては費用がかかりますので、お問い合わせのうえご相談ください。

医師紹介

川口 豊

川口 豊

センター長
日本在宅医療連合学会専門医・指導医 日本緩和医療学会認定医・研修指導医

所属学会:日本在宅医療連合学会、日本緩和医療学会

医師からのコメント 「通院困難な患者さんや、自宅での余生を望む方をサポートしたい」という思いから在宅訪問医師を志しました。患者さんとご家族が安心して自宅で過ごせるよう、食事や身の回りのことなど些細なことでも相談に乗り、24時間対応・関係者との連携で良好な在宅医療を実現することを目標としています。

大嶋 祥子

副センター長
日本内科学会認定内科医 日本血液学会専門医 緩和ケア研修会修了 認定産業医

所属学会:日本内科学会、日本血液学会、日本造血免疫細胞療法学会

医師からのコメント 患者さんとご家族が安心できる環境づくりのサポートに努めています。

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受診について

当院は在宅療養支援診療所として在宅医療を提供しております。様々な原因で通院が大変な患者さんを24時間体制でサポートしております。まずはお気軽にご相談ください。